
『海外から日本の銀行口座へ海外送金して、受取るときに発生する受取手数料を安く抑えられる節約術が知りたいっ!』
日本国内の大手銀行の口座で海外送金を受け取った時に金額を確認してみると、、、実は(高い)受取手数料を引かれた金額が振り込まれた!
って経験をした人の中には、もうこんな経験をしたくない人もきっと少なくないはず。
そこで今回は、初めて海外から日本へ海外送金される人や、上記のような失敗を繰り返したくない人に向けて、海外送金の受け取りにおすすめな国内銀行をご紹介したいと思います!
海外送金に関する用語「被仕向送金手数料」「リフティングチャージ」ってなんなの?って聞いたことのない人は、特に必見ですよ!
- 初めて海外から日本へ海外送金したい人
- 海外送金で発生する国内の受取手数料を少しでも節約したい人
- そのためには国内のどの銀行を利用すれば良いのか知りたい人
何も知らずに損することなく、賢く手数料を節約して海外送金を受け取りたい方は、ぜひ役立ててみてくださいね!
もくじ
1: 損をしない海外送金のポイント2つ(日本国内受け取り)

まず、海外送金をするときに節約も兼ねた重要なポイントが大きく2つあるので、事前に確認していきたいと思います。
重要ポイント①両替レート
言わずもがな、賢く海外送金する上でイチバン重要なのが「両替レート」です。
両替金額にもよりますが、両替レートが「1円」違うだけで、受け取れる金額に大きな差が生じます。
この記事でご紹介する内容(日本の国内銀行)以前に、両替レートが良い金融機関を利用することが、前提条件となります。
そこでおすすめな海外送金サービスは、こちら(私も利用しています!)。
- Wise(ワイズ) |日本語対応+両替レート良く+送金スピードも早い!いま注目のFintech海外送金サービス
私の経験上、トランスファーワイズは、日本語対応で操作も簡単でわかりやすく、両替レート良くも送金スピードも早いので、海外送金が初めての人以外にもかなりおすすめです。
お得な海外送金サービスを探している人は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。
重要ポイント②海外送金で発生する手数料

『海外送金を受け取るときに発生する手数料って、一体どんな手数料なの?』
海外から送金したお金を日本で受け取るときに発生する手数料も、海外送金では大事なポイントなんです。
- 被仕向送金手数料
- リフティングチャージ
海外から送金されたお金(日本円)を日本の銀行口座で受取るときに、上記2つの手数料が発生します。
この手数料は、海外の金融機関で必要な手数料(条件を満たせば無料の場合が多い)とは別に、海外から送金して日本国内の銀行口座に入金されるまでに発生する手数料です。
手数料①:被仕向送金手数料とは?
被仕向送金手数料(ひしむけそうきんてすうりょう)とは、銀行口座あてに外貨送金や円建て送金があった場合に受け取る側で支払う手数料のこと。
国内の大手銀行では、1500円or2000円以上〜この手数料が発生する場合が多いです(この被仕向送金手数料が「無料」になるおすすめ国内銀行を後ほど紹介します)。
手数料②:リフティングチャージとは?
リフティングチャージとは、経由・中継銀行で、ある外貨から異なる外貨への両替を伴わず、同一の通貨建てで外国為替取引を行う際にかかる手数料(外貨受取手数料)のことです。
こちらの手数料も、2500円前後ほど発生する場合が多いです。
2: 海外送金受取にオススメな日本国内銀行3選

ということで、前置きが長くなりましたが、ここからはそんな手数料をできるだけ抑えられるおすすめ国内銀行を紹介していきますね!
①新生銀行

※注意:無料になる条件が変更されました(詳細は要チェックです!)。
まずは、新生銀行の総合口座開設。日本円だけではなく、アメリカドルやユーロなど各通貨建てのまま普通預金に入金できるのもポイント。
さて、海外からの外貨送金・円建て送金受取に必要な手数料をみてみると、次の通り。
- 被仕向送金手数料:無料(※条件あり)
- リフティングチャージ:経由・中継銀行にリフティング・チャージなどが発生する場合がある
- 口座維持費:無料
被仕向送金手数料が無料(※条件あり)、もちろん口座維持費も無料です。ただし、場合によってリフィティングチャージは発生すると考えて良さそう。
ということで、新生銀行に電話してみました!
「新生銀行はリフティングチャージは取らないけれども、経由・中継銀行で発生場合があるものに関してはお答えできない」
と、電話オペレーターの方からご回答いただきました。
ネット振込手数料に関しては、利用額に応じて他銀行への振込手数料無料の回数が、最大10回まで増えます(ステージ別:口座ステータスによる)。
ちなみ、スマホアプリからだと簡単に最短1週間で新生銀行の口座開設ができるのも大きなポイント!自宅近くに本支店がない人や、仕事で忙しく時間がない人にはピッタリですね(郵送の場合は約2週間かかります)。
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②シティバンク(現在は利用できません)※

※追記:シティバンクの個人向け事業はSMBC信託銀行に譲渡されたため現在利用できません。
次にシティバンクの海外からの送金(円建て)受取に必要な手数料を見てみましょう。
被仕向送金手数料:無料リフティングチャージ:送金元および中継銀行が別途手数料を徴収することがある口座維持費:2000円(一定の条件を満たすと無料)
新生銀行と同じで、被仕向送金手数料は無料(リフティングチャージ発生)です。ただし、シティバンクは口座維持費用が2,000円必要(一定の条件を満たすと無料)なので注意が必要。
※備考:日本ではシティーバンク銀行が、個人向けのリテール事業を三井住友銀行の完全子会社であるSMBC信託銀行へ譲渡することを、2015年1月に正式に発表しました。また2014年10月の発表では、海外でも個人向け事業を11カ国で撤退すると発表しています。
③ソニー銀行

次に、ソニー銀行での海外からの送金受取に必要な手数料を見てみましょう。
- 被仕向送金手数料:無料
- リフティングチャージ:経由・中継銀行にリフティング・チャージなどが発生する場合がある
- 口座維持費:無料
ご覧のように、新生銀行と同様にソニー銀行も被仕向送金手数料、口座維持費は無料で同じ。リフティングチャージに関しても同様に、海外の金融機関から送金する場合は発生すると考えてよさそうです。
インターネットを使った他行への振込手数料も、月1回は無料となるのも新生銀行と同じでお得です。
備考:リフティングチャージを節約する方法は?
上記の銀行ではリフティングチャージに関して、明確な金額を提示していません。
新生銀行には実際に電話で確認しましたが、やはり具体的な金額は伝えることができないとのこと。
ただし、私の海外送金経験では一般的にリフティングチャージに関しては、約2500円ほど発生する場合が多いと考えます。
海外送金の受け取りでは、「被仕向送金手数料」を節約するのがポイントです。
【体験談】新生銀行で海外送金受取しました(被仕向送金手数料が無料)
ということで、実際に海外の金融機関から日本の銀行口座(新生銀行)へ海外送金してみました!
このときの海外送金の流れは、次の通りです。
- オーストラリアの現地銀行口座に貯めたお金(豪ドル)を、
- 海外送金サービス Wise(ワイズ) を利用して豪ドルを日本円に両替し、
- 両替した日本円を、海外送金サービスで日本の銀行口座へ送金する
ワーホリや海外留学時に海外で稼いだお金(外貨)を、海外の金融機関や海外送金サービスなどを利用して外貨を日本円に両替して、日本国内銀行で日本円で受け取りたい!という、よくある海外送金パターンです。
結論は、被仕向送金手数料が無料でした!詳細が気になる人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね!
まとめ:海外送金の受取で手数料は節約できる!

以上、海外送金の受け取り手数料(被仕向送金手数料)が節約できる銀行をご紹介しました。
初めて海外送金される方は、日本の銀行でも受け取り手数料が発生することを、知らなかった方もいるのではないでしょうか。
▼余談:もっと早く新生銀行の口座を作っておけばよかった失敗経験
かく言う私自身も、初めて海外送金を経験したときは、今回ご紹介した「新生銀行」ではなく「他の国内銀行」を利用して送金を受け取りました(←これが大失敗!)。
結果、被仕向送金手数料が2500円も発生!加えてリフティングチャージ2500円も必要で、手数料合計5000円になりました。
- 被仕向送金手数料:2500円
- リフティングチャージ:2500円
受け取り手数料として「合計5000円(①+②)」も差し引かれました。
いま思うと、もっと早く「手数料(被仕向送金手数料)を節約できる仕組み(※無料になる条件あり)」を知っておけばよかったと、少し後悔しています、、、。
私の失敗談を、海外送金にかかる手数料節約術のひとつの参考として、ぜひ役立ててみてくださいね!
※注意:無料になる条件が変更されました(詳細は要チェックです!)。