『海外に手荷物だけで旅行している人いるけど、メリットは何なの?荷物少なくて不安じゃない?』
『海外でたまに見かけるデジタルノマドな人って、荷物少ないミニマリスト的な印象だけど、一体どうして?』
出発前や渡航先の空港で見かける旅行者には、①大きなスーツケースをゴロゴロ引っ張りながら歩いている人と、②少ない荷物でスタスタ歩いている人、大きく分けて2パターンいますよね。
私自身、海外へ渡航することが多いのですが、結論から言うと「海外旅行は荷物が少ない方が、圧倒的に快適!」になります。
そこで今回は、自分自身の経験談をもとに『機内持込可能なサイズの手荷物のみで海外旅行するメリット』について紹介したいと思います!
海外旅行の移動をもっと快適にしたいと考えている人、海外デジタルノマドの旅行スタイルに興味のある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
海外ノマドが機内持込手荷物だけで旅行する理由
『そんなこと言っても、海外旅行に機内持込可能な荷物だけじゃ足りないし、外国へ行くのに不安じゃないの?』
普段から海外旅行には大きなスーツケースを持っていく人からすると、そう思うかもしれません。
事実:基本的な私の旅行荷物はコレだけ
事実、私の旅行荷物はLCCでも機内持込可能なサイズを考慮して、「バックパック30Lサイズ」と「ラップトップ(ノートパソコン)用バッグ」のみ。
基本的にこの2つで、年間の約半分を東南アジア中心に海外でノマド生活を送っています。
とうことで今回2ヶ月滞在したバンコクともしばしのお別れ。特にミニマリストを目指しているわけではありませんが、毎度のことながら荷物少なくて移動しやすいのが特徴です。現地調達すれば大抵のもの不要。 #フラッシュパッカー pic.twitter.com/OsvTReBYaX
— パレコ@東南アジア (@parek0) 2018年5月3日
ちょっと前にツイートした内容だけど、いまでも東南アジアに数ヶ月滞在する程度であれば、基本的に旅行荷物のスタイルはほぼ同じです。
仕事上、どうしても撮影機材などが増える場合は、別の荷物を減らしたりして少しでもコンパクトに収まるよう毎回工夫しています。
さてここからは、機内持込手荷物のみで海外旅行するメリットについて紹介していきます!
メリット①:移動が超スムーズ+フットワーク軽くなる
もう、ご想像の通りだと思いますが、機内持込手荷物のみで海外旅行する場合は、移動がめちゃくちゃスムーズになります。
大きなスーツケースを持っていく「煩わしさ」が解消できる簡単な例を挙げると、こんな感じ。
- 出発前の空港でのチェックイン時
- 渡航先の空港到着時
- 空港からホテル間の移動
▼例①:出発前の空港でのチェックイン時
航空会社にもよりますが、空港でフライトのチェックイン時に、チケット発券機でチケットをプリントアウトしたり、専用アプリのQRコードやEチケットがあれば、チェックインカウンターの列に並ばなくてもいい場合があります。
チェックインカウンター前にできる「あの長蛇の列」を避けることができれば、かなりストレス解消と時間節約になりますよね。
▼例②:渡航先の空港到着時
機内持込手荷物のみであれば、渡航先の空港到着後にベルトコンベアーで流れてくる受取荷物を待つ必要がありません。
さっさと到着ゲートを抜けて移動できるのもメリットです。
▼例③:空港からホテル間の移動
※空港から宿泊先のホテルまでタクシーで直行したり、ホテルの送迎サービスを利用する場合は別です。
空港到着後、自分たちでで公共交通機関(バス・電車など)を利用してホテルを目指す場合は、やっぱり身軽な方が楽です。
重たいスーツケースをゴロゴロ引っ張りながら、人混みの中や舗装されていない悪路を移動するのは疲れるし、時間もかかりますね。
メリット②:断捨離癖がつく
過去の海外旅行で持っていったスーツケースの中に、結局一回も使わず不要だったモノがけっこうあった経験は、今までありませんか?
単純に荷物が多いとその分バッグも重くなるし、旅行後に振り返れば結局使わなかったモノもきっと出てくるはず。
断捨離やミニマリスト的な考え方に関係しますが、自分に何が必要なモノかを理解すれば、必要最低限のモノだけで海外旅行することが可能です。
前述したメリット①にもつながりますが、この点の大きな特徴は「無駄なモノを持ち歩かない」ようにすれば、単純に荷物が軽くなって「機動力が上がる」ことです。
▼ポイント:荷物の見直し+毎回アップデートする!
海外旅行先の環境や渡航のタイミングによって、最低限持っていくべき荷物は毎回異なると思います。
ポイントは、コンパクトな荷物になるようトライアンドエラーを繰り返しながら、毎回持ち物をアップデートしていくことですね。
って、偉そうに語っている私もいまだに「なんでこんなモノ買ったんだろう、、、結局いらなかったなぁ。」って、反省する経験は多々あります(毎回?)。
海外旅行先に持っていっても、やっぱり不要だと感じたものは現地で処分したり、帰国後に散財した反省会をして、毎回荷物の見直しをしています。
メリット③:交通費を安くできる(格安航空LCCの場合)
やっぱり、できるだけ旅費を抑えたいですよね。
でも荷物が少なければ、海外行きの格安航空券を安く購入できて交通費がお得にメリットもあります。
ご存知の通り、基本的にレガシー系の航空会社であれば、そもそも航空券自体の料金に預入荷物の料金(一定の重量内)が含まれていますよね。その分、やっぱり航空券の料金は高めです。
逆に、格安航空会社(LCC)の航空券は、基本的に預入荷物の料金が含まれていないので、もし大きなスーツケースなど預入荷物がある場合は、航空券にプラスして預入荷物のオプションを購入する必要があります。
そのため、機内持込可能サイズの荷物のみであれば、預入荷物のオプションを購入する必要もなく、LCC海外航空券の費用をかなり安く抑えることができます。
荷物を減らすポイント(それでも不安な人へ)
『いやぁ〜そんなこと言っても、荷物少ないとやっぱり不安だよ。』
アレもコレも荷物を持っていけない不安や、必要なものを選べなくて優柔不断になってしまう人も、きっといると思います。
紛れもなく過去の自分も、もれなく同じような感じでした。
▼解決策①:足りないモノは現地調達する
アマゾンの奥地やヒマラヤ山脈の山中など、よっぽど過酷な場所に行かなければ、渡航先で現地調達すると大半のモノは手に入る時代です。
もし短期旅行なら、もうあれこれ持っていかない。もし足りなければ現地調達すればいい!という考え方が大切です。
▼解決策②:衣類は圧縮させてコンパクトに
旅行荷物の中で一番かさばるであろう衣類を見直すことも大切です。(※写真や映像など撮影目的の機材が多い旅行者は別かもですが)
冬の気候や低気温な地域へ渡航する場合は、冬服の衣類がかさばってしまいますよね。そんな場合は、圧縮率が高い衣類を選ぶ点もポイントです。
アウトドアメーカーから圧縮性が高くて機能性もあるダウンジャケットもその一例です。
またアマゾンでも買える「圧縮袋」を使って、衣類を圧縮してコンパクトにまとめることも、よく知られた旅行パッキング術です。
▼解決策③:宿泊先ホテルで洗濯する
例えば、Tシャツなど毎日着て汚れやすい服は、現地ホテルのランドリーサービスを利用するか、部屋のシャワールームなど自分で洗濯することで、持っていく衣類を減らすことも可能です。
自分で洗濯後は、シャワールームやバルコニーなどに干しておけば、翌日には乾いているはず。
渡航先のホテル周辺にあるコンビニなどで洗剤を現地調達も可能ですが、もし難しそうな場合は「小分けパックの洗濯用洗剤」を必要分持っていくのもありです。
POINT旅行用の使い切り「コンパクト洗濯用洗剤」の詳細はこちら
解決策④:メインバッグを機内持込サイズにする
『もう大きなスーツケースを使うのはやめて、思い切って旅行用のメインバッグを機内持込サイズに変えてみる!』
いっそのこと思い切った決断をして、自分で強制的に海外旅行環境を変えてみることです。
一度、機内持込可能サイズの手荷物だけで海外旅行してみると、意外と新たな発見があると思います。
▼機内持込可能な手荷物サイズは?
ちなみに、レガシー系や格安系LCCの航空会社の機内持込サイズの目安は、次の通り。
- 大きさ:高さ56cm×横幅36cm×奥行き23cm以内で、3辺の合計が115cm以内。
※またメインバッグとは別途、前の座席下に収納できる規定サイズ内のハンドバッグ、ラップトップ(ノートパソコン)用のバッグも追加で1つ機内持込できます。
▼手頃な価格の機内持込可能なバッグを探す
大きなスーツケースしか持っていない人は、自分が気にいる機内持込サイズのスーツケースやバッグを、まずは手頃な価格(1万円以下)のものから探してみてくださいね。
またバックパックを選ぶなら、一概にいえませんが目安として「40Lサイズ以下」のバッグを選ぶ基準にしてみてください(もちろん事前にバッグの詳細サイズは要確認です!)
結論:海外旅行は身軽な荷物が圧倒的にラク!
ちなみに冒頭の通り、私は基本的に「機内持込手荷物だけ(30Lサイズのバックパック+ラップトップ用のバッグのみ)」で、海外旅行しています。
もう大きなスーツケースをゴロゴロしながら移動する自分の姿を、もはや想像できません(笑)
海外渡航や現地での移動も多いので、やっぱり持ち物の少なさ(=軽量装備はやっぱラク!)のメリットをとても実感じています。
ただ、自分自身の経験でもそうですが、一回の海外旅行で完璧な荷物を全て準備できるかと言えば、なかなか無理な話ですよね。
何度も試行錯誤して、最適な荷物を厳選しながらその都度アップデートしていきましょう!身軽になることでフットワーク軽く、旅行先での機動力が爆上がりするのは、間違いありませんよ!
※私のカバンの中身についてはまた別の機会に詳しく解説したいと思います。