
『ノービザ(観光ビザ免除)でタイのチェンマイに来ているけど、もう少し長く滞在してみたいっ!』
『チェンマイのイミグレーションでビザ延長する方法って、一体どうやってやるの?』
タイ北部の都市チェンマイは、海外旅行者、デジタルノマドやリタイヤ組をはじめ、長期滞在先として人気な街ですよね。
そこで今回(2022年12月時点)は、「ノービザ(観光ビザ免除)」や「観光ビザ(延長したい)」でタイ訪れた人向けに、チェンマイのイミグレーションでビザ延長する方法を、私の体験談をもとに紹介したいと思います!
タイ北部のチャンマイの魅力に取り憑かれた人(?)は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
タイ・チェンマイのイミグレーションでビザ延長する方法

結論からいうと、初めての人でも比較的簡単に、チェンマイのイミグレーションでビザ延長ができます。
- チェンマイ空港近くのイミグレーションで、ビザ延長が可能です(体験済み)。
先日タイ🇹🇭チェンマイで、タイ滞在のビザ延長(ノンビザ+30日)してきました。
・場所:チェンマイ空港近くのイミグレ
・申請費用:1900バーツ+a(証明写真+コピー代)注意点:「TM30(滞在先証明書)」をお忘れなく!
*滞在先のホテルやAirbnbのホストが発行してくれます。#タイ旅行 pic.twitter.com/NAaVGGuZnw— ぱれこ ✈︎ (@parek0) September 25, 2022
ちゃんと必要な準備物を揃えておけば、「英語やタイ語もできないし不安っ!」という人も心配ご無用です。
対象者:ノービザ(観光ビザ免除)or観光ビザを持っている人
今回の記事の対象は、以下のビザパターンのどちらかで、タイに入国した人(日本のパスポート保持者)が対象。
内容は、ビザの期限が切れる前に1回限り、チェンマイのイミグレーションで「30日以内の滞在を延長できる」ビザを手に入れる方法です。
- ノービザ(観光ビザ免除):観光ビザをもたずに入国した人
- 観光ビザ:日本や周辺国で事前に観光ビザを取得してから入国した人
*学生ビザやリタイアメントビザに関しては、現時点で私は門外漢!なので、ここでは触れません。
▼ビザ延長すればタイに何日に滞在できるの?
「ノービザ(観光ビザ免除:30日以内の滞在可)」もしくは「観光ビザ(60日以内の滞在可)」でタイに入国した人が、ビザ延長して滞在できる合計日数は、こんな感じです。
- ノービザの場合:ノービザ30日+ビザ延長30日=計60日以内の滞在
- 観光ビザの場合:観光ビザ60日+ビザ延長30日=計90日以内の滞在
チェンマイのイミグレーションの場所
- チェンマイ空港近くのイミグレーションでビザ延長が可能です(体験済み)。
チェンマイ市内にあるイミグレーションの場所は、「チェンマイ国際空港」と「セントラルエアポートプラザ(ショッピングモール)」のちょうど間といったところです。
名前 | Chiang Mai Immigration Office |
住所 | 71 ถนนสนามบิน Tambon Su Thep, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50200 |
営業時間 | 平日8時30分~12時00分・13時00分~16時30分(土日祝は休館) |
基本的に平日営業なのですが、たまに祝日が平日にかぶると閉館するので、事前にタイの祝日を確認しておきましょうね。
イミグレーションへの行き方(アクセス方法)
チェンマイ市内の滞在先からイミグレーションへの行き方は、主に次のような方法があります。
- グラブタクシー(Grab):通常200〜300バーツ前後*裏技アリ
- レンタルバイク:1日200〜300バーツ前後
- 市内周遊バス:20バーツと安いけど待ち時間有り
市内の滞在先からイミグレーションへ直接移動したいなら「グラブタクシー(Grab)」や「レンタルバイク」、できるだけ安く節約して移動するなら「市内周遊バス」を利用しましょう。
ちなみに、市内周遊バスを利用する場合は、最寄りのバス停から少し歩く必要があります。
グラブ(Grab)タクシーを上手く活用する裏技
ここで、グラブ(Grab)の配車アプリの目的地を設定するときのお得な「裏ワザ」を紹介します。
タイ🇹🇭チェンマイ旅行の小ワザ。
チェンマイ市内の移動はGrab taxiが便利ですね。ただし乗車・下車する場所を空港やイミグレに設定するといきなり料金が2倍くらい高くなる仕組み😅
なので、その点をちょっと“工夫”すると交通費が安上がりになります🚕今回も小ワザ+割引コードでコスパ良く移動完了。 pic.twitter.com/vW1r7oVL32
— パレコ@東南アジア (@parek0) 2019年5月15日
通常、グラブ(Grab)アプリでチェンマイ市内から目的地をイミグレーションまで「直接」設定してしまうと、料金金額が高くなるシステムになっています。
- イミグレーション
- チェンマイ国際空港
*「外国人」が多く訪れる目的地を設定すると料金が高くなる仕組み。
なので、グラブ(Grab)でイミグレーションに行く場合は「ある工夫」をすると、安く移動することができます。
▼Grabでイミグレまで安く移動する技
- アプリで目的地を「A:セントラルエアポートプラザ」or「B:近くのガソリンスタンド」に設定
- 「A」or「B」からイミグレーションまで歩く(徒歩:Aから約5分、Bから約1分)
*「割引クーポン」を使うと更に安くなります!
この裏ワザを使うと、グラブ(Grab)で「直接」イミグレーションに行く料金よりも、安い値段で移動することが可能なんです。
料金を比較すると、こんな感じ。


あえて言うなら、デメリットとしてはイミグレーションまで「少し歩く」必要があります(徒歩:Aから約5分、Bから約1分)。
と言っても、そんな遠くないです。
ビザ延長に必要な準備物
チェンマイのイミグレーションで、ビザ延長を申請するときに必要な準備物は、次の通りです。
*対象:ノービザor観光ビザ保持者
- パスポート原本(期限6ヶ月以上、白紙ページあり)
- TM30(宿泊先に用意してもらう滞在証明書)
- 現金(申請費用:1900バーツ)
▼イミグレーションで入手可能
- パスポートのコピー(顔写真+入国スタンプページ+観光ビザ保有ならのビザページ)
- 証明写真1枚(サイズ:4x6、背景:白もしくはブルー)
- 申請用紙①(TM.7)
- 申請用紙②(STM.2)
- 申請用紙③(オーバーステイのペナルティーに関する用紙)
- スタンプ付きTM30のコピー(*後で解説します!)
ちなみに、必須ではありませんが「ボールペン」を持参しておくと便利です。
▼ビザ延長申請用紙について
ビザ延長の申請用紙3つ(TM7、STM.2、オーバーステイのペナルティーに関する用紙)の取得方法は、イミグレーションの入り口で入手できます。

とはいっても、記入する項目自体は特に難しくないので、申請当日に入手してイミグレーションのブースで記入するのもありです(私はいつもこのスタイル)。
TM7の申請用紙裏の余白に「ボールペン」で「パスポートと同じサイン」と「現地の携帯番号(あれば)+メールアドレス」を忘れずに記入しましょうね。
▼TM30(滞在証明証)について
以前は必要ありませんでしたが、2022年時点でのビザ延長に必須な書類です。
- 滞在先のホテルなどが発行してくれる外国人用の「滞在証明証」のこと。

ビザ延長することが決まったら、事前に滞在先(ホテル、コンドミニアムやアパートの部屋のオーナー、Airbnbのホスト)に問い合わせて、早めに準備してもらましょう。
▼パスポートのコピー
パスポートのコピーで必要なページは、次の通りです。
- ①顔写真のページ
- ②入国スタンプ+ビザ(*観光ビザを持ってる人)
パスポートのページの見開きに、入国スタンプとビザ等が一緒になっている場合は、まとめて1枚にコピーしたものでオッケーです。
各コピー用紙の余白に「青いボールペン」で「パスポートと同じサイン」を忘れずに記入しましょうね。
▼証明写真のサイズ
必要な証明写真のサイズは「4x6」で背景色が「白もしくは青」のものを1枚用意しましょう。

4x6と変わったサイズなのですが、事前に準備したい人は、チェンマイ市内にある街中やモールの写真屋さんで「ビザ用に4x6サイズ!」と頼めば、すぐに伝わります。
店にもよりますが、証明写真の料金相場は「100バーツ〜(約350円〜)」です。
▼もしコピーや証明写真を忘れた場合
チェンマイ空港近くのイミグレーションでは、証明写真+コピーサービスが用意されています。

- 証明写真:100バーツ
- コピー代:1枚2バーツ
事前に準備しておくとスムーズですが、面倒な人は特に準備しなくても、当日イミグレで入手可能です。
イミグレーションに何時ごろ行くのがおすすめ?
個人的な経験談では、通常、朝イチと午後イチ(昼休み明け)は必ず混んでいる印象です。
なので、ハイシーズン以外は「お昼すぎ(午後2〜3時ごろ)」にイミグレーションへ訪れるようにしています。
*超ハイシーズンの年末は午前中から行くことをおすすめ(理由:外国人旅行者で激混み!)
先日チェンマイの新しいイミグレーションでタイのビザ延長してきました!
今回は朝イチではなく昼2時ごろに訪れてみたら長時間待つこともなく20〜30分くらいでサクッと完了。
時間節約できて得した気分になれました!海外ノマドな人やロングステイしたい人は午後に申請するのもおすすめかも。 pic.twitter.com/gGQCLvdXnG
— パレコ@東南アジア (@parek0) 2018年11月27日
お昼すぎなら申請者の数も少なくて、待ち時間も30分以内の場合がほとんど。早い時は10分で終えた経験もあるのでおすすめです。
たまにタイの祝日が平日にかぶる場合があるので、事前に「タイ王国の祝日」を確認しておきましょうね。
また、ビザ延長はビザの期限が切れる1週間前に申請するなど、時間に余裕を持っておきたいところです。
チェンマイのイミグレーションでビザ延長申請する手順(2022年12月情報)

*2022年12月情報
ステップ①外のブースで申請書類を入手して記入
イミグレ本館の外にある屋外ブースで、各種申請書類を手に入れます。


今回、私が申請したノンビザの30日滞在延長の場合は、次の書類を記入しました。
- 申請用紙①(TM.7)
- 申請用紙②(STM.2)
- 申請用紙③(オーバーステイのペナルティーに関する用紙)
名前などの個人情報、滞在先などを「英語」で記入します。
ステップ②TM30専用の建物でチェック
次は、別の建物で滞在証明証「通称:TM30」のチェックをしてもらいます。

TM30のチェックポイントは、イミグレ本館の裏にある小さな建物内です(大きくTM30と看板表記があり)。
建物に入ったら、入り口付近に用意されている「受付番号札」をゲットして、待機。
番号が呼ばれたら、カウンターでTM30をチェックしてもらいましょう。
▼TM30+スタンプ付きのコピーを準備
カウンターでチェック完了したら、TM30の原本に「スタンプ」が押されます。

すぐ隣の部屋のコピーサービスで「スタンプ付きTM30のコピー」を入手しましょう(1枚2バーツ)。
次のステップで必要になります。
ステップ③外国人用のヘルプデスクで書類チェック

- パスポート原本(期限6ヶ月以上、白紙ページあり)
- パスポートのコピー(顔写真ページ+入国スタンプのページ+観光ビザ保有ならのビザページ)
- 申請用紙①(TM.7)+裏面に証明写真1枚
- 申請用紙②(STM.2)
- 申請用紙③(オーバーステイのペナルティーに関する用紙)
- TM.30(受付スタンプ付き)+コピー
パスポート・TM30の各コピーの余白に自筆サイン、申請用紙①(TM.7)の裏面にメールアドレス+あれば携帯番号を記入しておくと、ヘルプデスクで指摘されません(笑)

必要な書類が全てOKであれば、「番号札」をくれます。
ステップ④イミグレ本館で書類提出
前述した必要書類を持って、イミグレ本館の入り口正面にあるカウンターで、申請書類を提出します。

何か不備があれば、指摘されて訂正させられる場合もあるかもなので、青いボールペンも用意しておくとスムーズ。
ステップ②受付番号表をもらって待機
カウンターでの書類チェック後に、番号付き「受付票」がもらえます。自分の名前や番号が呼ばれるまで、カウンター近くのベンチで待機しましょう。

この時に申請費用1900バーツをカウンターで現金で支払います(お釣りは後でもらえます)。
ちなみに、ウェブカム(カメラ)を使った「顔写真撮影」と「ビザの受け渡し」で、カウンターから2回呼ばれることになります。
▼サクッとビザ延長完了!
返却されたパスポートには、ビザ延長許可のスタンプが押されたパスポートと領収書(+お釣り)を手にしたら、ビザ延長は完了です(お疲れ様でした!)。

今回紹介した通りビザ延長をするにあたっては、やっぱり「準備が9割」だと経験上思うので、うっかり忘れ物しないように気をつけましょうね。
▼タイ周辺国で「観光ビザ」を取得する方法
過去には、タイの周辺国で「観光ビザ」を取得した経験もあるので、ぜひ他の記事(取得当時の情報)も参考にしてみてくださいね。
*参考:【タイ観光ビザ】ラオスのビエンチャン2泊3日ビザラン旅行した体験談
*参考:【クアラルンプール】マレーシアでタイ観光ビザを取得する方法