マレーシア有数の避暑地として知られているキャメロンハイランド (Cameron Highlands)。
一般的な蒸し暑いマレーシアの気候とは異なり、涼しくて快適なその地には、マレーシア国内の旅行者が余暇を過ごそうと足を運ぶ高原リゾート地でもあります。
そこで今回は、実際に私も友人とクアラルンプールから「キャメロンハイランド」へ小旅行してみた体験談を紹介したいと思います!
マラッカやペナン島(ジョージタウン)の世界遺産巡りとは一味違ったマレーシア旅行をしてみたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
マレーシアの人気避暑地「キャメロンハイランド」
マレーシアのキャメロンハイランドは、標高が1500メートルもある高原リゾート(避暑地)として有名な場所です。
ウィキペディアによるキャメロンハイランドの解説は、次の通りです。
英国統治時代の国土調査官、ウィリアム・キャメロンによって1885年によって開発され、その名から命名された。
英国植民地時代より、丘陵を利用した茶葉生産が盛んである。現在でもマレーシア最大の茶葉生産地域であり、高原野菜などの生産も非常に盛んである。
近年では年金生活者を中心として、日本人の長期滞在者も増えており、彼ら向けのコンドミニアムの建設も盛んである。街のレストランや、喫茶店、インターネットカフェなどでは、多くの日本語併記を見かける。
キャメロンハイランドの場所
標高1500メートルを超える山岳地帯にあるキャメロンハイランドは、マレーシア半島中部にあるパハン州に位置しています。
マレーシアの首都クアラルンプールからは、北に150kmくらいの場所にあります。
キャメロンハイランド旅行用の服装・天気
蒸し暑い一般的なマレーシアの気候とは違って、避暑地でもあるキャメロンハイランドは、朝晩はちょっと肌寒い気候です。
長袖・長ズボンはもちろん、天気も曇りがち(霧っぽい)で雨も多いエリアのため、雨具の準備をしておくことをおすすめします。
何も知らずTシャツと短パンで訪れた私は、現地のショッピングモールで服を買うはめになったので、事前に備えておきましょう(苦笑)
クアラルンプールからキャメロンハイランドへの行き方
マレーシアの首都クアラルンプールからキャメロンハイランドへの行き方について解説します。
一般的に旅行者は、クアラルンプールから「バス」でキャメロンハイランドへ行く方法がおすすめです。
▼TBSバスターミナルからキャメロンハイランドへ
キャメロンハイランド行きのバス乗り場は、クアラルンプール市内にある「TBSバスターミナル」です。
キャメロンハイランド行きだけではなく、マレーシア国内各所へ向かうバスが発着する大きなバスターミナル。
- バス運賃:片道RM35
- 所要時間:4時間
キャメロンハイランド行きのバスは朝8時頃〜夕方5時まで、1時間半〜2時間おきの間隔で運行されています。
キャメロンハイランドでの移動方法
山岳地帯にあるキャメロンハイランドでの移動方法は、タクシーなどの車移動が基本です。
現地のタクシー料金感覚がわからないので、個人的にはタクシー配車アプリのグラブタクシー(Grab Taxi) で移動するのがイチバンおすすめ。
運賃が明瞭会計なので、日本人旅行者でもボッタクられる心配がないからです!
また、クアラルンプールからレンタカーを借りて、キャメロンハイランドを目指す方法もあります。
ただ実際に、私は友人の所有する車でKLからキャメロンハイランドへ行った経験から、高速を突っ走った後に山のクネクネ道を運転するのは、ちょっとしんどいです。
高原リゾート「キャメロンハイランド」の観光スポット
ここからは、実際に私も訪れてみたマレーシア有数の高原リゾート「キャメロンハイランド」の超有名な観光スポットをご紹介します!
紅茶ボーティー (BOH TEA) の茶畑
キャメロンハイランドといえば、名産の「紅茶」がすごく有名です。
美しいお茶畑が、キャメロンハイランドの丘には広がっていて、茶摘みをしている人の姿もありました。
中でも有名な観光名所になっているのが、お土産にもぴったりの紅茶「ボーティ(BOH TEA)」を生産するお茶畑です。
周辺には紅茶用に作られている美しいお茶畑が広がっています。
▼ボーティーセンター(Boh Tea Center)でお土産選び
ボーティーセンター(Boh Tea Center)では、キャメロンハイランドの紅茶の歴史を学べたり、お土産屋さんがあったり、名産のボーティーを楽しめるお洒落なカフェが集まる施設となっています。
施設の中にあるカフェでは、実際に名産の紅茶「ボーティー(Boh Tea)」を味わうことができます。
周辺のお茶畑を見渡せるようなカフェのデザインもいい感じ。ちなみに、外からカフェを見ると、建物が丘から突き出しているような設計になっています。
マレーシアのキャメロンハイランド旅行のお土産には、名産の紅茶「BOH TEA」は欠かせません!
いろんな種類の紅茶(ボーティー)があって、私は詳しくないのでわかりませんが、紅茶好きな人や紅茶通の人は、きっと楽しめること間違いないでしょう。
▼紅茶を生産する工場見学もできる
ボーティーセンター(Boh Tea Center)の横には、実際に紅茶を作っている生産工場あって、製造過程の様子を見学することもできます。
工場内は、紅茶っぽい香りが立ち込めているのはもちろん、専用の大きな機械などで茶葉を加工している様子を見ることができました。
このボーティーの茶畑農園は、キャメロンハイランド旅行で絶対外せない観光スポットなので、ぜひ訪れてみてくださいね。
ラベンダー園とイチゴ園
キャメロンハイランドの名産は紅茶だけではありません!
キャメロンハイランドのロードサイドには、高原の気候を生かした作物を活かした観光スポット「ラベンダー園(Lavender Garden)」や「イチゴ園(Strawberry Garden)」などが、所々立ち並んでいます。
一箇所だけではなく、同じようなラベンダー園やイチゴ園がロードサイドにいくつかあるので、足を運んでいちご狩りなどに挑戦してみるのもありです。
▼キャメロンハイランドの高原野菜も人気
ちなみに、ラベンダーやイチゴだけではなく「高原野菜」もキャメロンハイランドでは有名。
一般的な日本人旅行者は野菜を買うことないと思うのですが、ここでは新鮮な野菜が安く手に入ることから、マレーシア人の友人は「爆買い」していました。
キャメロンハイランド宿泊のおすすめホテル
マレーシアの高原リゾートであるキャメロンハイランドには、イギリス植民地時代の名残も影響しているのか、洋風な外観のホテルが多いのが特徴。
そのため、キャメロンハイランド旅行者が宿泊するホテルとして人気のようです。
涼しい気候とブリティッシュガーデン風の庭と洋風な建物をみていると、ここがマレーシアってことを忘れてしまいそうに。
なんだか、昔旅行したことのあるイギリスの田舎に来た気分になります。
実際に私も、友人が予約しておいた洋風のホテルに宿泊することになりました。
昼間の天気が良いと涼しいくらいの気温ですが、朝晩はやっぱり少し冷えるので、服の準備はちゃんとしておきたいところ。
マレーシアとは思えない宿泊体験ができたので、キャメロンハイランドの人気の秘密を少し垣間見た気がします。
まとめ
今回、マレーシアの避暑地キャメロンハイランドに、現地マレーシア人の友人とクアラルンプールから弾丸旅行をしてみました。
山岳地帯でもあるので、アクティブな人はトレッキングを楽しんだり、またゴルフ場もあるので、避暑地でゴルフ三昧もいいかもしれませんね。
今回は、事前情報を何も入れずに旅行してみたものの、その涼しい気候と雰囲気に(クアラルンプールの暑さに慣れてたので)新鮮さを感じたことがまだ記憶に新しいです。
リタイヤされた人の定年後の移住先としても候補に上がるようなので、まずは下見に訪れてみることをおすすめします。
首都クアラルンプールからキャメロンハイランドまでの行き方や、現地の観光スポット情報が知りたい!