『フィリピンの運転免許証を作りたいっ!セブ島でフィリピンの運転免許証をゲットする方法ってどうやるの?』
海外でも運転できる日本の国際運転免許証もあるけど、毎年更新するのも面倒、、、。
フィリピンで長期滞在する人にとっては、やっぱり現地フィリピンの運転免許証を持っておきたいって人も、きっと少なくないはず。
そこで、今回は実際に私が、フィリピンで長期滞在していた時に、セブ島にあるLTO(運輸局)でフィリピンの運転免許証を取得した体験談をご紹介します!
翻訳証明書やドラッグテストの証明書など、必要な書類や支払い費用など、セブ島で運転免許証の取得方法を、わかりやすく解説してみました。
これからセブで運転免許証を手に入れたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
フィリピンのセブ島で現地の運転免許証を取得した体験談
フィリピンのセブ島で「フィリピンの運転免許証」を取得した体験談をご紹介します。
今回の経緯は、既に持っている日本の運転免許証をもとに(切替)、セブでフィリピンの運転免許証を入手したというものになります。
※友人の話では、その昔はコネとお金で買えた(今も?)フィリピンの運転免許証も、現在はここセブでも厳しくなったとのこと(怪しいお誘いには自己責任で)。
セブ島でフィリピンの運転免許証を取得する理由
フィリピンの運転免許証を手に入れるメリットとしては、以下の2つが挙げられると思います。
- フィリピンで自動車の運転できる
- 日本のパスポート以外にフィリピンでの公的なID(身分証明証)になる
個人的にはフィリピンであまり車を運転したくないので(笑)どちらかと言うと、後者が主な理由です。
セブ島でフィリピン運転免許証を取得するステップ4つ
セブ島でフィリピンの運転免許証を入手するには、以下4つのステップが必要です!
- セブ日本領事館で日本の運転免許証の翻訳証明書を入手する
- LTOで申請書類を手に入れる
- LTO周辺でドラッグテスト・メディカルテストの証明書を入手する
- LTOで申請してフィリピンの免許証を発行してもらう
※ちなみに「LTO」とはLand Transportation Officeの略で、フィリピンの陸運局のことです。
参考:Land Transportation Office (LTO)
ステップ①. セブ日本領事館で日本の運転免許証の翻訳証明書を入手
まず、フィリピンの免許証を取得するために必要な日本の免許証の「翻訳証明書」を、セブ市内にある「セブ日本領事館」で手に入れる方法をご紹介します。
日本の運転免許証の翻訳証明書を入手するために必要なモノ
セブ日本領事館で、日本の免許証の翻訳証明書を手に入れるために、準備するモノは以下の2つとなります。
- パスポート原本
- 日本の運転免許証
セブ市内にある「セブ日本領事館」の場所
セブ日本領事館の場所は、セブ市内の大型ショッピングモールのアヤラモールから徒歩5分程度の距離にある「Keppelビル」の7階にあります。
詳細:セブ領事事務所
セブ領事事務所が入っている大通りに面したKeppelビルの外観は、チョコレート色です。
ビルに3つしかないちょっと不便なエレベーターで7階までいくと、領事部までの案内板があります。
そして、セブ日本領事館の窓口で、日本の免許証の翻訳証明書を取得の申請用紙を受け取ります。その申請用紙に必要事項を記入して、職員の人に渡すと以下の内容を伝えられます。
- 翻訳証明書の発行は、申請後2営業日後の午後
- 翻訳証明手数料は850ペソ(2015年12月情報)
- 手数料支払いは、翻訳証明書の受取時に行う
▼申請から2営業日後に免許証の翻訳証明書ゲット!
申請から2営業日後に再びセブ日本領事館を訪れ、支払いを済ませると免許証の翻訳証明書が手に入ります。
ステップ②. セブ市内のLTOで運転免許証取得の申請書類を入手
セブ日本領事館で日本の運転免許証の翻訳証明書を手に入れたら、次のステップはセブ市内にあるLTO(Land Transportation Office)に向かい、フィリピンの運転免許証取得に必要な申請書類を手に入れます。
ポイント:パスポートと翻訳証明書を持参(必須)して、LTOには出来るだけ朝早く(午前8時頃に)行くことをオススメします。
セブ市内にあるLTO(Land Transportation Office)の場所
LTO(Land Transportation Office)の場所は、エリザベスモール(通称E-mall)近くにあるサウスバスターミナル(South Bus Terminal)の真横です。
大通りに面した、青い色の建物なのでわかりやすいと思います。
LTOの受付で申請用紙を入手して記入する
LTOの屋内でイスがたくさん並んでいる中央に、受付の係員がいるデスクがあります。
朝イチバン(午前8時前)にLTOを訪れると、日中と比べると人も少なくて、比較的デスクの周りは混雑していません。
デスクの上に置いてある申請用紙を自分で取るか、担当者が入れば直接申請用紙をもらい、記入の仕方や今後の流れについて、アドバイスをもらいましょう。
また、これからフィリピンの運転免許証取得を申請する場合に、以下の必要な書類を集めて、再びLTOの受付デスクに戻ってくるよう指示があります。
- 申請用紙(必要事項を記入したもの)
- パスポートのコピー(写真のページ、訪比日のスタンプが押されたページ)
- ドラッグテストとメディカルテストの証明書
- 日本の免許証の翻訳証明書
基本的に、たくさんの人が運転免許証関係が目的で訪れて混雑しているので、いつも受付デスク担当者は、忙しそうなご様子。丁寧に教えてもらいたいなら、朝イチでLTOに行きましょう。
▼パスポートのコピーについて
パスポートのコピーは、LTO横にあるサウスバスターミナルの建物内でもできます。事前に用意しておいた方がスムーズなのは言うまでもありません。
ステップ③. LTO周辺でドラッグテストとメディカルテストの証明書を入手
LTOの受付で申請書類を手に入れたら、次は一旦LTOを離れて、以下2つの証明書を手に入れる必要があります。
- ドラッグテスト
- メディカルテスト
ただし、これらのテストを受診する場所は、LTOの敷地内ではなく、LTOの周辺にいくつか似たような所があります。今回は、目の前の大通りを挟んだ向かい側にある場所でテストを受けてみました。
※場所が分からない人は、LTOのゲート周辺に、ドラッグテストとメディカルテストの案内を生業にしている人たちがいるので、お小遣い(チップ)をあげて場所を案内してもらうのも良いかも。
ドラッグテストの証明書を入手する
LTO周辺でドラッグテスト(尿検査)を受診する場所はいくつかあり、LTOの向かい側店先の間の路地にちょっと入ったところにもあります。えっ、ここ?と、うさんくさい雰囲気に最初は驚くこと間違いなし。
屋内で、LTOでフィリピンの運転免許証を取得すると伝えて、受付を済ませたら、尿検査と指紋採取、顔写真撮影。ドラッグテストの費用は300ペソ(2015年12月情報)。
メディカルテストの証明書を入手する
また別のところでは、大通り沿い(LTOの向かい側)に看板を掲げた場所の2階で、メディカルテストも受診できます(ここでもドラッグテストをやっているらしい)。
さずがフィリピン!身長と体重計測、視力検査を行うだけの超カンタンなメディカルチェックでした(血圧検査したっけ?)。その費用は100ペソでした(2015年12月情報)。
ステップ④. LTOに書類提出してフィリピン運転免許証をゲット
前述の書類がすべて揃ったら、再びLTOの受付デスクまで戻って、フィリピンの運転免許取得を申請手続きを始めます。
LTOの受付デスクで書類確認後、整理番号券を入手する
これまでに入手したすべての書類をまとめて、LTOの受付デスクに持っていき、不備がないかチェックしてもらいます。書類に不備がなければ、整理番号券を渡され、待機するよう指示されます。
※注意:LTOでは1日のライセンス発行数に限りがあります。日にもよると思いますが、午前10時ごろ申請に訪れた場合でも、翌日の申請に回された経験があるので、気をつけてください。
朝イチバンLTOの営業時間前(午前8時前)に、すべての必要書類をホッチキスなどでまとめて、LTOの受付デスクの上に置いてある箱に入れておくと、比較的スムーズに処理されます。
LTOオフィス室内で手続き開始(写真撮影と支払い等)
朝イチバンで申請を処理されオフィス入室を指示される、もしくはセキュリティガードに整理番号を呼ばれるとLTOオフィス内に入ることが許されるのです。
その後の流れは、運転免許証用の写真撮影、料金支払い、運転免許証の発行が行われます。
あとは、各ステップで自分の名前が呼ばれるのをひたすら待つのみ。ヒマつぶしに何か持っていくと良いです(私はiPad miniでひたすら読書してました)。
フィリピンの運転免許証の費用は、約617ペソでした(2015年12月情報)。支払いの後も、運転免許証の発行まで少し待ちます。
フィリピンの運転免許証が発行される
支払いが済んだ後に再び名前を呼ばれると、カウンターで受取名簿にサインをしたのと引き換えに、フィリピンの運転免許証とレシートが渡されます。
LTOのオフィス内で手続きを開始してから1時間半ちょっと、ようやくお目当てのフィリピンの運転免許証がゲットできました。
まとめ:フィリピンの運転免許証取得は「忍耐」が必要!
フィリピンのセブで、フィリピンの運転免許証を手に入れた体験談をまとめると、総費用は、最低1867ペソ必要です(2015年12月情報)。※タクシー代などの交通費、ドラッグテストやメディカルテストを案内する人たちへのチップは含まれていません。
セブで運転免許証取得に必要な日数は、最低でも4日は想定しておいた方が良いでしょう。
- セブ領事館で免許証の翻訳証明書を手に入れるのに最短3日(申請日+2営業日)
- LTOでの申請とメディカルテストなどで1日(最短で3〜4時間くらい?)
ただし、前述しましたがLTOの1日のライセンス発行数が決っているので、場合によっては翌日営業日に申請が持越しになります(※「もう今日の分はおしまい!明日また来てね!」と言われた経験有)。
セブでスムーズにフィリピンの運転免許証を手に入れるためには、朝は出来るだけ早くLTOに訪れることをおすすめします。