オーストラリアの田舎で働く「ファームジョブ」は、ワーホリの人気の仕事のひとつ。
しかし、オーストラリアでファーム生活するには一体、いくらお金(生活費)が必要なのでしょうか?
そこで今回は、私自身のワーホリ体験談をもとに「ファーム生活で必要な生活費(1ヶ月分)合計内訳」などを紹介します!
これからワーキングホリデーでオーストラリアを訪れる人は、ぜひ参考にしてみてください!
オーストラリアワーホリのファーム生活費用
国土の広いオーストラリアでは、一般的な日本の農業と違い、広大な面積で行う大規模農場が、各地にたくさんあります。
そんなオーストラリアでのワーホリの醍醐味の1つが、「ファームジョブ生活」です。
オーストラリアワーホリ1年目の人なら、将来「セカンド・ワーギングホリデービザ(通称セカンド)」の取得にも、必要な申請要件の1つにもなっていますね。
オーストラリアで私がファーム生活をしていた場所
当時、私がオーストラリアのファームジョブ生活をしていた場所は、オーストラリア北西部(WA州)にある「カナナラ(Kununurra)」という小さな街です。
WA州の中でも北部に位置し、ダーウィンのあるNT州との境目に近い場所で、気温が非常に暑く、特に9月〜11月は猛暑でした。
オーストラリア(カナナラ)のファーム生活スタイル
当時、オーストラリアWA州のカナナラで送っていた私のファーム生活スタイルは、こんな感じ。
- ファーム仕事が中心の毎日(週6〜7日:繁忙期)
- バックパッカー用ホステルに滞在(ドミトリー8人部屋)
- 食事は、自炊
- 夜遊びは、ほぼ皆無(都市と違いほとんど何もない)
- ファーム仕事終わりのビールは欠かさない
- 自分の車は持っていない
当時カナナラは、ワーホリで稼ぎたい人(出稼ぎワーホリ界隈)では有名な場所の1つだったので、ほぼ毎日ファーム仕事をしていました。
私の生活スタイルは、典型的な出稼ぎワーホリそのものでした(笑)。
*参考:月収5000ドル!オーストラリアファーム仕事で出稼ぎワーホリ給料情報
食事:自炊が基本!たまに慎ましい贅沢。
ワーホリメイカーが多く滞在するバックパッカー(ホステル)で、基本的に「自炊生活」をしていました。
近くのスーパーマーケット(Coles)で食材を買い、バックパッカー(ホステル)のキッチンで多めに料理して、翌日のランチ用の分まで準備するのが習慣。
当時、バックパッカー(ホステル)のキッチンに炊飯器がなかったので、友人と一緒に炊飯器を購入、白米を炊いてシェアしていました。
たまに、仕事を頑張った自分へのご褒美として、分厚いオージービーフをBBQスタイルで食べていたくらい。
滞在していたバックパッカー(ホステル)の目の前に酒屋があったので、ビールを1ケース(24缶入り:当時約47ドル)を、月に1〜1.5回の頻度で買って、仕事終わりに毎日飲んでいました。
交通費:移動は基本「徒歩」
当時働いていたファームのあるカナナラの生活では、基本的に「徒歩」での移動で十分でした。
その理由は、それほど大きな街ではなくて、街の中心部に大体のお店や施設が集まっていたからです。滞在していた宿は、街の中心部に近くて、行動範囲も限られていました。
また「行き帰りの送迎付き」のファーム仕事だったので、交通費はほとんど必要ありませんでした。
*備考:もちろん車があった方が便利で、仕事や生活上の選択肢も広がります。
NT州のダーウィンから長距離バス(グレイハウンド)を利用して、初めて現地のカナナラに訪れた後は、交通費のお金は一銭も使いませんでした。
交際費:遊ぶ場所がない=出費少ない
交際費といえば、街にある数少ないパブで、たまに友人と飲むくらい(当時ビール1杯7ドル)。
田舎町カナナラでのナイトライフは、ほとんど多様性がありませんでした。宿の近くのバーで、たまにイベントが開催されてドンチャン音が響き渡っていた記憶があります。
ファーム仕事の休日(休みの順番が回ってきた日)は、エアコンが良く効いて快適な図書館で、よく過ごしていました。
衣類費:ファーム仕事関係の出費
オーストラリアの片田舎で、お洒落のために服を買うといったことはなく、どちらかと言うと「ファーム仕事に必要なモノ」を購入していました。
とりあえず、値段が高いがクオリティがイマイチの軍手を、スーパーマーケット(Coles)で購入していました。当時の最安値(軍手1束:約7ドル)でした。
『日本ならもっと安くて質の高い軍手が簡単に手に入るのになぁ〜日本から持参すればよかった(泣)』と、心の中でつぶやいていたことをよく覚えています。
通信費:基本的に同じプラン
携帯用の通信費は、シドニー生活の時と同様に「Optusプリペイドプラン」を利用していました(30ドル)。
また、インターネットは、基本的に滞在していたバックパッカー(宿)で、WiFi通信が利用できました。
当時、滞在していたバックパッカー(宿)では、1週間分以上まとめて宿泊予約分の料金を支払うと、WiFi通信用の無料クレジットがもらえるシステムだったのです。
※すべてのバックパッカーが、同様のシステムではないので悪しからず
家賃:バックパッカーのドミトリー滞在
当時、カナナラで滞在していたバックパッカー(宿)は、まとめて予約すると「1週7日間で144ドル」でした。
単純に金額だけをみると4週(1ヶ月)だと576ドルだったので、以前シドニー生活(個室)をしていたよりも安上がりでした。
しかし、部屋は「ドミトリースタイル(8人部屋)」だったので、値段相応だったと感じています。
同じ部屋に滞在していた人も、バックグラウンドは違えど良い人ばかり(トラブルメイカー皆無)だったので、過ごしやすかったです。
オーストラリアのファーム生活費(1ヶ月分)の内訳公開
さて、当時のオーストラリアのカナナラでのファーム生活費(1ヶ月分)合計の内訳は、以下の通りとなります。
※2014年当時のレート1豪ドル≈95円換算
項目 | 豪ドル | 日本円換算※ |
食費 | 350ドル | 33,250円 |
交通費 | 0ドル | 0円 |
交際費 | 22ドル | 2,090円 |
衣類費 | 30ドル | 3,040円 |
通信費 | 30ドル | 2,850円 |
家賃 | 576ドル | 54,720円 |
合計 | 1,010ドル | 95,950円 |
カナナラで約3ヶ月間ファーム生活をしていた内の1ヶ月分の生活費内訳となります。
オーストラリアドルにして約1000豪ドル、日本円に換算すると当時のレートで約96000円でした。
▼ファーム生活費の考察
基本的にファームジョブ中心の生活だったこともあり、また滞在していたカナナラには遊ぶ場所がほぼなかったので、「交際費の出費が少ない」点が特徴的です。
ただし、宿泊先のバックパッカー滞在費が、ドミトリーの部屋の割には家賃が週144ドルだったので、1ヶ月の出費の多くを占めています。
カナナラでのファームジョブ生活では、このくらいの金額が目安になります。
▼さらに生活費を安くする場合は?
ちなみに、カナナラでももっと安い生活費で暮らすワーホリメイカーたち(上級者?)も、たくさん存在します。
カナナラに限らず、出稼ぎワーホリのツワモノは、バックパッカーやシェアハウスに滞在せず、キャンピングカーで滞在する「キャラバンパーク」と呼ばれる場所で「テント暮らし」。
もちろん、エアコンなどない暮らしとなりますが、週100ドルを下回る滞在費(場所代?)で節約生活を送っている人達も、当時のカナナラでは多くいました。
基本的にキャラバンパークは、街の中心部から離れた場所にあるので「車がないと不便」な生活スタイルです。
まとめ:良い仕事が見つかればファーム生活は余裕!
当時、私が経験したオーストラリアでのファーム生活では、1ヶ月オーストラリアドルにして「約1000豪ドル(約96000円)」の生活費が必要でした。
この金額は、やっぱり「カナナラのファームジョブ仕事(けっこう稼げた)」があったからこそ、資金的にも余裕で生活を送れていました。
▼まともなファーム仕事を手に入れるべし
オーストラリアワーホリの醍醐味「ファームジョブ」生活では、訪れた場所ですぐ仕事が見つかれば、生活に余裕が生まれるのは確かです(*「まともなファーム」で働くのが最低条件)
シドニーなど大都市と違い、オーストラリアの田舎ではなかなかファームジョブが見つからないと、基本的にやることないので、仕事探しで長く滞在するほど、出費が増えていくのが現状です。
私が経験したファーム生活の1ヶ月分の生活費を例に、オーストラリアワーホリ生活の予算の参考にしてみてくださいね!