『ノマドの聖地タイ・チェンマイで長期滞在してみたい!現地でアパートやコンドミニアムを1ヶ月くらい借りる方法って、みんなどうやってるの?』
タイ北部の都市チェンマイは観光地として人気ですが、欧米を中心に世界のデジタルノマドたちが集まる街としても有名ですよね。
そんなチェンマイで数日間など短期滞在するのではなく、まとまって1ヶ月くらい試しにロングステイしてみたい人(フリーランス、バックパッカー、リタイア層)も、きっと少なくないはず。
とはいっても、「そもそも、なんでアパートやコンドミニアムを借りるの?」っていう理由は簡単!
答えは、1ヶ月以上滞在するならホテル泊よりも「宿泊費用が安く抑えられる」からです。
そこで今回は、これから初めてタイ・チェンマイで長期滞在したい人に向けに現地アパート・コンドミニアムを探す方法を紹介したいと思います!
宿泊費用を抑えつつ快適なプライベートな空間を持ちながら、現地で暮らすように滞在したい人は、参考にしてみてくださいね!
ノマドがチェンマイで長期滞在を始める前に知っておくべきこと
まず、ノマドの聖地タイのチェンマイで長期滞在を始める前に知っておくべきこと4つについて解説します。
- 部屋を借りる時に必要なモノ
- チェンマイの家賃相場は?
- アパート・コンドミニアムの契約期間は?
- ノマドおすすめ滞在先エリアは?
チェンマイで部屋を借りる時に必要なモノ
タイのチェンマイでアパートやコンドミニアムを借りる時に必要なモノは、次の通り。
- パスポート
- お金
驚くかもしれませんが、「パスポートとお金」これだけです。
チェンマイに限らず、タイの首都バンコクでコンドミニアムを借りた時も同様でした(経験済み)。
日本で部屋を借りる時のように、面倒で煩雑な契約はありません。当たり前ですが「ハンコ」も不要です(←当然ですね!笑)
チェンマイの家賃相場(アパート・コンドミニアム)
- アパート:月3000〜8000バーツ(約10500〜28000円)
- コンドミニアム:月10000バーツ以上(約35000円〜)
*立地・物件の新しさ・施設設備によって異なる
*1バーツ=3.5円換算
超どローカルな激安部屋でなければ、基本的に家具(ベッド・机など)や家電(冷蔵庫、TV、エアコンなど)付きの部屋がほとんどです。
- 基本的に家具・家電付き
- 水道・電気代は別料金
- 共有インターネットは無料(物件によって有料)
- コンドミニアムならプールやジム付きの物件も
▼水道・電気代は別料金
物件によりますが、水道代は月200〜300バーツ(1000円以下)くらいと破格なのです。
電気代は、タイは暑いのでよくエアコンを使っていると月1000バーツ前後(3500円前後)くらいになる場合も多くあります。
入居してから30日後の支払日、もしくは30日以内に退室する場合はチェックアウト時に、それぞれ支払います。
▼施設の共有インターネット代
建物内で使える共有インターネット(WiFi)は、物件によって家賃に含まれていたり、別途追加料金が発生する場合があったりします。
過去の経験では、オフィスで毎回家賃の支払う時に、1ヶ月間有効なインターネット利用アクセスIDとパスワードをもらっていました(*家賃に含まれていたので)。
▼プールやジムも完備(コンドミニアム)
特筆する点は、家賃が月10000バーツ以上(約35000円〜)のコンドミニアムなら、施設内に共有プールやジムがあることも全然珍しくありません。
月の家賃が日本円で5万前後の物件(コンドミニアム)なら、基本的に共有のプールやジムが完備されているので、日本では考えられないくらい優雅な生活ができます(笑)
▼2万円前後の部屋でも全然アリ(経験済み)
外国人が住む点でいうと、個人的な感覚ですがアパートなら築年数が比較的新しい建物や、最低でも5000バーツ以上(約17500円〜)の小ぎれいな物件を選ぶことをおすすめします。
とはいえ、月5000バーツでも日本のそれと比較すれば、安すぎて泣けるレベルですが、、、。
実際に私自身、これまでチェンマイで2万前後の複数の部屋にそれぞれ2〜3ヶ月間長期滞在した経験がありますが、とても快適でした!
もちろん、きれいなコンドミニアムなら日本人でも全然問題ない住環境レベルです。
アパート・コンドミニアムの契約期間
- コンドミニアム:6ヶ月・1年単位〜(3ヶ月〜もある?)
- アパート:週単位、1ヶ月単位〜
基本的にコンドミニアムの場合は「6ヶ月・1年単位」契約の物件が比較的多い印象です。探せば、3ヶ月以上〜の物件もあるかも。
その反面、アパートなら「週単位、1ヶ月単位」で気軽に借りられる物件が多いので、ハードルが低くて初めての人にもおすすめです。
▼まずは試しに1ヶ月からスタート
日本のパスポート保持者がタイに観光目的で訪れる場合、事前にタイ観光ビザを取得していなくても、タイ入国後30日以内はノービザで滞在できます(観光ビザ免除)。
かつ、チェンマイのイミグレーションでプラス30日間の滞在延長の申請もできるので、ノービザ(観光ビザ免除)で訪れた場合は最大2ヶ月滞在できるのです。
まずは、1ヶ月くらい長期滞在してみることをおすすめします。
チェンマイの長期滞在おすすめエリア
ノマドにおすすめなチェンマイの滞在先エリアを参考までに紹介すると、次の通り。
- ニンマンヘミン周辺エリア(お洒落カフェ・レストラン多い)
- セントラルカードスアンケオと国道11号間エリア(安くて穴場)
- チェンマイ大学周辺(物件多め)
- セントラルフェスティバル周辺(大型ショッピングモール近い+コンドミニアム中心)
①ニンマンヘミン周辺エリア
チェンマイのお洒落観光スポット「ニンマンヘミン周辺エリア(通称:ニンマン)」には、センスの良いカフェやレストラン、雑貨屋さんなどが集まる場所です。
人気商業施設のONE NIMMAN(ワンニンマン)やMAYA(マヤ・ショッピングモール)もこのエリアにあります。
通信会社AISが運営するデジタルノマドにとって有名なコワーキングスペース「CAMP(キャンプ)」も、このMAYAのモール内に入っています。
ニンマン通りの裏通りに入れば、ちょっと古めだけど好立地のアパートもあって、外国人旅行者も多いことから気軽に1ヶ月単位で借りられる部屋も少なくありません。
立地が良い分コンドミニアムの家賃もそれなりですが、お洒落エリアで生活したい人には、このニンマンエリアがおすすめです。
②セントラルカードスアンケオの北部エリア
次は、旧市街の北西のお堀近くにあるショッピングモール「セントラルカードスアンケオ」から大通りのホイケオ(Huaykaew)通りを渡ったエリア(←名前がわかりません!)です。
*ホイケオ(Huaykaew)通りと国道11号の間に位置するエリア。
お洒落なニンマンエリアやお堀のある旧市街から、近すぎず遠すぎず絶妙な?距離にあるエリアには、比較的安い料金で泊まれるアパートも多いのも特徴です。
ニンマンエリアや旧市街へのアクセスも、頑張れば徒歩でも可能で、レンタルバイク、シェア自転車やグラブタクシー(Grab)を利用したりすれば、移動には全然困りません。
料金の安い屋台やレストランが集まる通りもあったり、生活費を抑えてより現地に溶け込むような環境で生活をしたい人におすすめです。
③チェンマイ大学周辺
タイ北部の名門チェンマイ大学のお膝元。チェンマイ大学(通称:モーショー)周辺にもアパートやコンドミニアムが多く存在します。
良心的な値段でいい感じの部屋が借りられたり、チェンマイ大学の語学学校に通う必要のある人にも便利(学生ビザで長期滞在する人とか)。
チェンマイ大学前にはナイトマーケットがあったり、周辺には現地大学生が大好きなセンスの良いお洒落カフェもあったり、カフェで作業する点では最適なエリアの一つです。
ニンマンエリアにも比較的アクセスしやすい点もポイント。
④セントラルフェスティバル周辺
上記で紹介したエリアとは、ちょっとかけ離れたところにある大型ショッピングモール「セントラルフェスティバル」周辺には、大型コンドミニアムが集まっています。
戸数も多く需給バランスの関係か、比較的安くきれいなコンドミニアムを借りられたり、大型ショッピングモール内でいろいろ買い物できる点が、このエリアの特徴です。
もちろんコンドミニアムには、プールやジムが完備されている場合も多いので、エクササイズ好きな人にはピッタリ。
ただし、3ヶ月以上・半年・一年以上など長期契約が必要な場合がある点や、移動手段(バイクや車)を持っていないと気軽に旧市街やニンマンエリアに遊びにいけない点が、デメリットかも。
バイクや車を持っていなくても、アプリでグラブ(Grab)を使えば良いのですが、頻繁に旧市街やニンマンエリアに行く場合はちょっと不便。
なので、セントラルフェスティバル周辺はちょっと「上級者」向けの滞在先となりそうです。
タイのチェンマイでの長期滞在先探し+契約するまでの手順
ここからは、初心者の人にもわかりやすいよう各ステップごとに、タイ(チェンマイ)で長期滞在先アパート・コンドミニアムを探して引越すまでの手順を解説したいと思います。
ステップ①:到着後の宿泊先探し(部屋を見つけるまでの拠点)
まずは、タイ(チェンマイ)に到着後、長期滞在先を見つけて引越までの「拠点」になる宿泊先を予約しておくことです。
前述したエリアにある手頃なホテル、お金がなければ安いバックパッカーズホステル(安宿)に、余裕を持って「1週間くらい」滞在したいところ。
運良く2〜3日で見つかる場合もあれば、そうでない場合もあったり、、、。
実際に各エリアを現地で自分の目で見て部屋探したい場合など、ある程度納得するまでの時間が必要だったりする場合もありますよね。
よって、部屋探しに集中する場合は、まず拠点となる宿泊先を確保しておきましょう。
*チェンマイなら1泊2000円以下で宿泊できるホテル・安宿がたくさんあります。
ステップ②:アパート・コンドミニアムの探す手段
チェンマイに限らず、タイでアパートやコンドミニアムを探すポピュラーな手段としては、次の通りです。
- インターネット検索(物件情報の収集)
- 日系の不動産会社に相談(労力をかけたくないなら)
- 掲示板のチラシ・張り紙(スーパー等の掲示板にて)
- 自分の足で探す(面倒だけど確実!)
▼ネットで情報収集→自力で物件回りが確実
結論、私が実践するおすすな部屋探しの方法は「ネットで情報収集→自分の足で気に入ったエリアの物件回りする」ことです。
インターネットを活用した部屋探しも有効な手段で、毎回まずは気に入ったエリアを中心に情報収集(物件の場所・家賃相場・部屋の様子など)をしています。
例えば、英語で「Chiang mai rent apartment(もしくは Condo)」と検索すると、簡単にたくさんの物件情報が得られるので便利。
- RentHub.in.th(英語版有:ローカル物件情報多い)
- Nomad Rental(英語:外国人ノマド向けに物件を厳選済み)
▼オーナーへ連絡or物件のオフィスに直接出向く
運良くよさげな部屋をネットで発見したら、まず電話やメッセージで連絡したり、実際に物件のオフィス(だいたい建物1階にある)に出向いて問い合わせてみることです。
ただし、自分はタイ語が話せないので、相手(オーナーや管理人)が英語が話せないと苦労・断念した経験もあります、、、。
家賃の安いローカル向けの物件や外国人居住者の少ないエリアだと、タイ語能力が求められる場合が多いです(多々経験済み)。
外国人の滞在慣れした物件や英語が話せるオーナー(管理人)なら、問い合わせするときもラクです。
アパートの場合、基本的に「建物の1階部分」にオフィス・管理人室がある場合が多いです。コンドミニアムの場合は、ネット上に公開されたオーナーの連絡先へ直接コンタクトするパターンもあるかも。
ステップ③:物件の下見・周辺環境チェック
物件のオーナー(もしくは管理人)さんに確認できたら、必ず部屋の下見をしましょう!
「複数」の物件(部屋)を下見してみて「比較」して決めることが大切です!
加えて、以下のように家賃などお金に関わる細かい点もチェックが必要です。
- デポジット額(退去時に返還される敷金)
- 家賃
- 水道代
- 電気代
- インターネット代(共有WiFi等)
- 室内の設備環境
- 共有スペースの有無(プール、ジムなど)
- セキュリティ
- 退室前の通知期限(何日前に伝える?)
- 水回りの様子
部屋や建物の設備だけではなく、物件周辺の環境も自分の生活スタイルにとって、住みやすいかどうかも確認します。
- 周辺のお店(コンビニ・スーパー、レストランや屋台など)
- 騒音は気になるレベルか(周辺の道路状況や交通量)
- カフェやコワーキングスペースまでのアクセス環境
下見が終わってある程度気に入った物件なら、オフィスの営業時間確認やオーナーの連絡先もゲットしておくことをおすすめします。
ステップ④:良い物件が見つかったら即予約+入居
この部屋に住みたいっ!と思ったら、できるだけ早めに部屋を予約して入居したい意志(入居いつから可能?等)を物件のオーナーさんに伝えます。
運が良ければ、即日もしくは翌日に入居できる場合もありますが、人気物件の場合はすぐに他の入居者が決まってしまう場合もあります。
現地の人に限らず、外国人も住みたくなる部屋は競争も高めなので、もし気に入った部屋を見つけたなら先を越されないように気をつけましょう。
入居後のトラブルを避けるポイントとしては、1ヶ月程度の滞在でもちゃんと「契約書」を作成してくれるオーナーさんの物件だと、比較的安心だと思います。
以上、タイのチェンマイで長期滞在するなら、アパート・コンドミニアムを借りると快適かつ宿泊費も抑えられるので、海外ノマド生活を始めたい人にはかなりおすすめです。
参考:【チェンマイ】タイ滞在1ヶ月の生活費用を公開するよ《海外ノマド・リタイア向け》
ただ、語学力やコミュニケーションの面でハードルが高く感じる人は、まずは初心者向けのおすすめの方法を参考にしてみてくださいね。
参考:海外ノマド生活の始め方!コスパの良いロングステイ滞在先を見つける方法【初心者向け】