フィリピンのパラワン島北部に位置する「エルニド」と、エルニド近くに浮かぶ「コロン島」といえば、どちらもいま世界中が注目するアジアの旅行スポットですよね。
そこで今回は、エルニドとコロン島の両方を旅行してみたい人に向けて「エルニドからコロン島に行く方法」についてご紹介したいと思います。
この方法を応用すれば、逆のコロン島からエルニドへ行くことも可能なので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
フィリピンのエルニドからコロン島への行き方を解説
フィリピンのパラワン島北部に位置するエルニドからコロン島への移動方法は、ズバリ「高速フェリー」です!
残念ながら、エルニドとコロン島を結ぶ航空ルート(飛行機での移動方法)はありません。
ちなみに、フィリピンのエルニドからコロン島へは、いくつか船会社がフェリーなど運行しています。
ちょっと勘違いしやすいのですが、旅行者の多くが目指し滞在するであろう「コロン島」とは、実は港や空港、コロンタウンがある「ブスワンガ島」のことです(「通称:コロン」と呼ばれている)。
実際、ブスワンガ島のすぐ隣にある「コロン島」には、ほぼ人が住んでいません。
*備考:この記事では、同国セブ島のコロン地区との違いをわかりやすくするために、「コロン島」と記していますのでご了承ください。
おすすめ:モンテネグロ社の高速フェリーで移動
ただし、エルニドからコロン島へ移動したい旅行者におすすめの便は、『モンテネグロ(MONTENEGRO)』の高速フェリーです。
エルニド⇆コロン島間をわずか「3時間半」で移動することができるから。
ちなみに、他会社が運行するフェリーだと、なんとその倍!6時間以上かかってしまいます。長い船旅で船酔いでもしたら最悪です。
コロン島行き高速フェリーチケットの買い方・料金
エルニドからコロン島行きの高速フェリー(モンテネグロ社)チケットを購入する方法は、エルニドタウンに点在する旅行代理店(エージェント)で購入可能です。
チケットの料金は、次の通りとなります(2017年8月情報)。
片道1人分:1760ペソ(約3900円:1PHP=2.2円換算)
料金はエージェントによって異なるかもしれませんが、だいたい1700ペソ前後かと。チケットと領収書をゲットしたら、無くさないように気をつけましょう。
エルニド⇆コロン島の高速フェリースケジュール
モンテネグロ社が運営する高速フェリー(エルニド⇆コロン島間)の運行スケジュールは、基本的に「1日1便」のみ(2017年8月情報)。
出発地 | 出発時間 | 到着地 | 到着時間 |
エルニド(El Nido) | 6:00AM | コロン(Coron) | 9:30AM |
コロン(Coron) | 12:00NN | エルニド(El Nido) | 3:30PM |
どちらの便も所要時間は「3時間半」と、他社の運行するフェリーと比べても圧倒的な早さです!
わずか4000円程度の出費なので利用価値は高いかと。
エルニドからコロン島へ高速フェリーで移動した体験談
さて、ここからはフィリピンのエルニドからコロン島へ、前述のモンテネグロ社の高速フェリーで移動した体験談についてご紹介していきます。
フェリーのスケジュールにある通り、エルニド発の便は「午前6時」出発。
私は早朝の午前5時すぎ、滞在していたホテルをチェックアウトして、フェリーターミナル(上の写真:待合室のある建物)へ移動しました。
早朝の移動となるので、事前にトライシクルなど移動手段の手配をホテルに依頼しておくことをおすすめします。
エルニドタウン内:コロン行きフェリーターミナルの場所
これから乗船するコロン行きの高速ボートが停泊するフェリーターミナルの場所は、エルニドタウンの西側に位置しています。
すぐに高速フェリーに乗船できるわけではないので、まずはフェリーターミナル近くにある建物の待合室を目指しましょう。
待合室があるのはフェリーターミナル横で、ちょうどガソリンスタンド前にある建物です。
フェリーターミナルの待合室で受付+待機
午前5時すぎに到着したら、既に他の旅行者が待合室で待機していました。
そして午前5時半ごろになると、受付カウンターで名前などを用紙に記入して受付を済ませます。
そして、ターミナル料金(20ペソ)も支払う手続きも済ませると、あとはフェリー出発まで待合室で待機するのみ。ただ、早朝起きで寝不足だったので、寝落ちしてました。
午前6時:ターミナルから高速フェリーに乗船
午前6時ごろになると、係員の案内でフェリーターミナルへ移動。港に停泊するモンテネグロ社の高速フェリーに乗船します。
この日は、朝から天候がよくなくて、あいにくの雨。
大きな荷物(キャリーケース)をゴロゴロと運んでいる旅行者もいましたが、やっぱり小さなバックパックで旅行していてよかったと思う瞬間でした。
一応ボートの座席は、指定されているので(チケットに記されています)、わからなければ船内にいるスタッフに尋ねてみましょう。
ここからしばし船旅です、というか3時間半まるまる、ほぼ爆睡していました。
午前9時半:目的地のコロン島に到着
船内がワサワサし始め、爆睡していたなか目を覚ますと、既にコロン島が目の前に。到着です!
厳密にいうとコロン島ではなく、ブスワンガ島にあるコロンタウンの港に到着します。
▼港からコロンタウン中心部まではトライシクル移動
ボートが港に到着した後、私は宿泊先のホテルがあるコロンタウン中心部までは「トライシクル」で移動しました。
港の近くには、トライシクルがたくさん待機しています(もちろん客引きの大歓迎付きです!)。
この港の近くのホテルを予約しているなら歩いても移動できるかもですが、コロンタウン中心部の場合はけっこう距離があるのでトライシクルを利用するのが無難です。
まとめ:エルニドとコロン島間の移動は高速ボートがおすすめ
ご紹介した通り、フィリピンのエルニドからコロン島へ移動する方法は、モンテネグロ社の高速ボートが最もおすすめです!
倍以上の時間をかけてのんびり移動したい物好きな人以外は、もはやこれ一択かなと。
フィリピンの秘境エルニドとコロンの両方訪れて旅行を楽しみたいって欲張りな人(←私のように)は、ぜひ参考にしてみてくださいね!