ガシェットマニアだけでなく、そうじゃない人にも一定数の需要がありそうな「海外版SIMフリーiPhone」シリーズ。
いま使っているiPhone(香港版)が古くなったので、新たに「個人輸入」で海外版SIMフリーiPhoneを購入してみました!
備忘録も兼ねて、海外版SIMフリーiPhoneを「個人輸入」で格安購入した体験談を紹介したいと思います!
日本で購入できる「国内版」仕様SIMフリーiPhoneと、「海外版」SIMフリーiPhoneの「違い」にも軽く触れてみるので、気になる人はぜひ参考にしてみてくださいね!
海外版iPhoneを個人輸入で私が買う理由(仕様の違い)
日本国内で発売される国内版SIMフリーiPhoneシリーズと、海外版シリーズの「違い」って何なの?
そんな疑問を持つ人も少なくないと思いますが、実は日本国内版は世界標準とは少し違う仕様になっているのです。
①カメラのシャッター音
国内のアップルストア店舗や日本の公式サイトでは買えない、海外版SIMフリーiPhoneの特長といえば、ズバリっ!
サイレントモード時のカメラ撮影で「あのシャッター音」が鳴らないこと。
国内版仕様のiPhoneだと、サイレンとモードでもカシャカシャ「あのシャッター音」が、ちょっと耳障りになってしまうのが、正直なところですよね。
そんなこともあって、個人的には海外版SIMフリーiPhoneを長年使い続けています。
②デュアルシムの仕様
日本国内でも「eSIM」が普及してきましたが、以前からマニアの間では「物理デュアルシム対応」にこだわりを持つ人もいる一部のiPhoneシリーズ。
実は、日本版と海外版「中国、香港、マカオ版」「アメリカ」とでは、この「SIMカードのスロット」に違いがあるんです。
- 日本版:物理ナノシム(nano-sim)+eSIM
- 中国本土、香港、マカオ版:物理ナノシム(nano-sim)2つ
- グローバル版(シンガポール他):物理ナノシム(nano-sim)+eSIM=日本版同様
- アメリカ版:デュアルeSIMのみ(物理SIMカード非対応)
iPhoneの「物理デュアルシム(*2つの物理Nano-SIMカードが使える)」違いは、きっとiPhoneマニアなら注目すべき点ですよね!
iPhone15シリーズのモデル型番
香港版(もしくは海外グローバル版)iPhone15シリーズを買うときの参考にしてみてくださいね!
発売国 | モデル型番 | デュアルSIMカード仕様 |
日本版(他カナダなど) |
|
nano-SIM+eSIM (or デュアルeSIM) |
中国本土+香港+マカオ版 |
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nano-SIM x2(物理デュアル) |
シンガポールを含むアジアやEUその他各国(グローバル版) |
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nano-SIM+eSIM(or デュアルeSIM) |
アメリカ版 |
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デュアルeSIM(アクティブなeSIMが2つ、eSIMが8つ以上収納可能)※物理SIM非対応 |
日本から海外版SIMフリーiPhoneが買える海外通販サイト
質問者:『結局、日本国内にいながら海外版SIMフリーiPhoneシリーズを購入するには、どこの海外通販サイトがいいの?』
ここからは、海外版SIMフリーiPhoneを手に入れる方法について。
おすすめ海外通販サイト3選
海外版SIMフリー携帯など、日本未発売ガジェットを個人輸入できる海外通販サイトの有名どころは、こちらの3つです。
*ちなみに、私は全てのサイトで購入経験あり。
英語が苦手な人は「①イートレン」と「②エクスパンシス」が、ちゃんと日本語に対応しているので安心です。
「③1shopmobile.com」は、基本英語です。日本語はちょっとあやしいかも(購入経験あり)。
▼個人的にお気に入りな海外通販サイトは?
過去に私は、上記3つのサイトでそれぞれiPhoneを購入した経験があります。 個人的なお気に入り通販サイトは「①イートレン(Etoren:仮想通貨決済対応)、②エクスパンシス(EXPANSYS JAPAN)」です。 その理由や購入体験レビューは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
最新スマホモデルは海外通販で先取り!
年々、海外通販でモノを買うハードルがかなり低くなってきてますよね。
最近の海外通販サイトは、日本語も対応してるし、支払いの決済方法はクレジットカード、アマゾンペイメントやペイパル対応してるし、国内通販とほぼ変わりありません。
- 日本未発売の最新スマホを「先取り」できる
- サイレントモード時に「シャッター音なし」(日本仕様じゃない!)
- 仮想通貨決済(ビットコイン、イーサリアムなど)が一部通販サイトで可能(例:イートレン)
なので、日本で買えない海外グローバル版iPhoneや、日本未発売の最新スマートフォンが欲しいなら、やっぱり海外通販サイトを使うと便利です。
USB-C対応の最新機種iPhone15シリーズは、わざわざ個人輸入で購入する価値はありそう。
他にも、海外通販サイトでは最新iPhone15シリーズや「海外先行発売・日本未発売」の海外スマホも販売しています。
人気ブランド別 | 最新機種例(海外版) |
Apple(アップル) | iPhone15, iPhone15 Pro |
Huawei(ファーウェイ) | Huawei Pocket 2, Huawei Enjoy 70 Pro |
Google(グーグル) | Google Pixel 8 Pro |
Samsung(サムスン) | Galaxy S24 Ultra |
Xiaomi(シャオミ) | Xiaomi 14 Ultra |
Oppo(オッポ) | Oppo Find X7 Ultra |
Nothing Phone(ナッシングフォン) | Nothing Phone 2a |
ちなみに、海外版最新iPhoneシリーズ以外にも、グーグルやファーウェイなど注目の最新シリーズ携帯(先行発売・日本未発売版)も発売されているので、「先取り」したい人は要チェックです。
最新機種の人気モデルは、すぐ在庫がなくなりやすいので、もし在庫あれば早めに購入すべきです!
海外版SIMフリーiPhoneを個人輸入した私の体験談3つ
ここからは、これまで海外通販サイト(イートレン、エクスパンシス、1shopmobile.com)で、海外グローバル版iPhoneを「個人輸入」した私自身の体験談を3つを紹介します。
- エクスパンシス(2012年、2021年)
- イートレン(2020年)
- 1mobileshop(2016年)
①エクスパンシスで香港版iPhone購入体験談(2021年版)
「エクスパンシス(EXPANSYS JAPAN*休止中)」で、SIMフリーiPhone香港版(iPhone13 mini)を購入した体験談と購入方法、割引クーポン・セール情報は、以下の記事で解説しています。
②イートレンで海外版iPhone購入体験談(2020年版)
仮想通貨決済にも対応した「イートレン(ETOREN)」で、海外グローバル版のSIMフリーiPhone(iPhoneSE 2)をポチった体験談と購入方法は、以下の記事で解説しています。
③1shopmobileで香港版iPhone購入体験(2016年版)
ガシェット好きな人から老舗?と呼ばれている香港の海外通販サイト「1shopmobile.com」で購入してみました(2016年情報)。
▼結論:日本版iPhoneよりも安く買えた(2016年時点)
結論からいうと、この時(2016年)に「1shopmobile.com」では、同じモデル・同じスペックの海外版iPhoneが日本で買うよりも安く買えたのです!
安く買えた理由は、香港での税制や当時の為替の影響もあるかと思います(推測)。
▼海外版SIMフリーiPhoneの値段は?
「1shopmobile.com」での購入時点(2016年10月)では、海外版SIMフリーiPhoneSE (16GB A1723) の本体価格399米ドル+送料30米ドル=合計429米ドル!
この429米ドルに「関税(輸入消費税)」が加算されたものが、最終的な合計金額となります(*後ほど解説)。
▼日本国内版iPhoneの値段は?
ちなみに、同時点でアップル(日本)公式サイトをチェックしたら、日本国内版SIMフリーiPhoneSE (16GB) の本体価格は、税別44,800円+送料無料=税込48,384円でした。
アップルがiPhone7発売前頃に、日本国内版モデル(iPhoneSE)は発売当初価格から値下げして安くなりましたよね。
支払方法はAmazon Paymentで安心
今回、海外版SIMフリーiPhoneを購入した1shopmobile.comでの購入代金の支払方法は、「Amazon Payment」でした。
*アマゾンの決済システムを利用して支払います。
日本のAmazon.jpアカウントで挑戦してないのでわからないのですが、本家アメリカのAmazon.comアカウントに登録しているクレジットカード払いで決済しました。
*本家US版のAmazon.comアカウントがない人でも、日本にいながら簡単にアカウント作れます。
配送・商品到着も驚くほどスムーズ
海外通販サイトの1shopmobile.comで注文してから、わずか5日後には商品が届きました!
注文時にAmazon Payment決済承認後「1〜2営業日以内に発送する」とは説明書きがあったけど、どうせ海外通販だから時間かかるよね〜って高を括っていたら、意外と早くてちょっと驚くハメに。
1shopmobile.comで購入した商品は、香港から発送されて日本国内ではヤマト運輸がお届けしてくれました。他の配送可能な対象国だとDHLのようです。
開封:注文通り本物の商品iPhone+オマケが届いたよ
梱包箱を開けてみると、プチプチに包まれた中には、商品本体・パッキングリスト(紙1枚)・日本の電源コンセントに合わせれる変換プラグ1つ(ダサいけどオマケ)が入っていました。
ちなみに、海外通販で購入した海外版iphoneでも一定期間内にAppleCare(アップルケア)に申込めば、修理・交換などの保証もされるそうなので、気になる人は加入しておくと良いかも。
海外版iPhoneシリーズでも「アメリカ版」ではなく「香港版モデル」なので、香港用の電源プラグが入っていました。
なので、前述の変換プラグは業者(1shopmobile.com)が気を利かせて、「オマケ」としてプレゼントしてくれたようです。
電源アダプタ(AC式充電器)に関しては、個人輸入を試みようとする人ならを既にたくさん持ってると思うのですが、気になるならアマゾンで買い足しておくと良し。
輸入関税、購入費用の総額は?
みんなが気になる商品受け取り時の「関税(輸入消費税)」について。
今回、商品が届いたときにヤマト運輸(配送業者)へ支払った輸入消費税は、2,700円でした(現金払い)。
ちなみに、商品購入時にAmazon Paymentでクレジットカード決済した購入代金(本体+送料=429米ドル)の円換算は、クレジットカード会社の明細を確認すると45,291円となっていました。
※米ドル円の為替レートによって変動
▼海外版SIMフリーiPhoneSE購入費用の総額は?
よって、今回の海外版SIMフリーiPhoneの購入代金総額は、こんな感じ。
- 本体+送料=45,291円
- 輸入消費税=2,700円
- 合計=47,991円
結果は、今回の購入時点(2016年10月)で、アップル公式サイトから同スペック国内版モデルを購入するよりも、わずかですが割安に海外版モデルをゲットできたのでした!
▼関税(輸入消費税)込みの値段で一括購入する方法
関税の計算や、配達業者から商品受け取る時に、わざわざ「追加で関税を支払う」なんて面倒!って人も、きっと少なくないはず。
- イートレン:商品の購入時に「含まれる(追加支払いなし)」
- エクスパンシス:商品の購入時に「含まれる(追加支払いなし)」
- 1shopmobile.com:商品の購入時に含まれない
*注意:1shopmobile.comは、運送会社さんへ「商品受け取り時に追加で支払う」必要がありました(2016年体験談)。
まとめ
今回は、日本に居ながらにしてあの「シャッター音」が鳴らない海外版SIMフリーiPhoneを購入できる海外通販サイトをご紹介しました。
ガラパゴス仕様に違和感を覚えてしまっている人は、個人輸入として海外通販サイトから海外版SIMフリーiPhoneを購入してみるのもアリかもしれませんよ。
また最新機種「iPhone15シリーズ(iPhone15、iPhone15 Plus、iPhone15 Pro、iPhone15 Pro MAX)」は、「イートレン」や「エクスパンシス」などで、ぜひ購入を検討するべきかもですね!