
ワーキングホリデーで人気の渡航先オーストラリア。
当時私がオーストラリアのワーホリメイカーとして最初に手に入れた海外初仕事は、シドニーにあるカジノで働くことでした。
実際にカジノで働くとどんな良いことがあるの?という疑問に対して、今回は実体験をもとに「カジノで働くメリットとデメリット」をご紹介します!
もくじ
1. オーストラリアワーホリでカジノで働く8つのメリット

1つ目:給料(高時給)
カジュアルジョブ(アルバイト)にも関わらずも時給は、日本と比べ遥かに高額です。ワーホリ体験談で、よく耳にする違法な低賃金のジャパレスやファームジョブとは、全く異なる超ホワイトな給料水準。
平日の一番低い時給で約22ドル。土日週末の時給アップはもちろんのこと、祝日の超高額な時給も適応されます。
2つ目:バリバリの英語環境
オーストラリアは英語が公用語、当たり前なのですがバリバリの英語環境の中で仕事をします。英語力がアップしたのは想像に難しくありませんね。(ちなみに日本語を話す環境、ほぼ皆無。)
日本での自主勉とフィリピン留学で手に入れた英語力の成果だと思います(もちろんネイティブからみれば全然ペーペーですが)。
3つ目:シフト制勤務スケジュール
シドニーのカジノは24時間営業のため、朝/昼/夜/深夜のシフト制の勤務スケジュール。平日が仕事や学校で忙しい方は、夜や週末だけ働いたり、都合の良い時間帯に働くことができました。
※もしシフトを兼行したい場合は、事前にスケジュール調整が可能。
4つ目:魅力的な社員食堂
カジノがある建物の中にある社員食堂はビュッフェスタイル。
言葉は違うかもしれませんが基本、食べ放題、飲み放題です。飲み放題といってもお酒ではなく、ジュースや炭酸飲料、コーヒーなどです。食事も充実していて、女性にはうれしい、野菜を使ったサラダも数種類あります。米、パンやサンドイッチから、肉や魚、果物やデザートまで種類は豊富でした。

当時の私のようなジョブエージェントのスタッフに対して、その費用は無料です!物価の高いオーストラリアで食費を節約できたのは言うまでもありません。
5つ目:ユニフォーム貸出し
靴や下着以外は、無料で貸し出しサービスがあります。カジノではちゃんと指定されたユニホームを着用しなければなりません。
仕事が始まる前に、ユニホームを貸し出しカウンターで借り、仕事終わりに同じ場所で返却するだけ。次回使用するときは、もちろんクリーニング済です。
※自分はウエストにあったパンツ(スラックス)は持参していました(Kmartで20ドルくらい)。
6つ目:セキュリティー
さすがはカジノ、お金のにおいがプンプンしますが、安全に働けます。職員専用入り口のセキュリティーもバッチリ、職員専用のIDカードを忘れると入れてもらえません。
カジノのあるフロアや各入り口付近には、超巨漢の屈強なセキュリティーがそこらじゅうにいます。私を含め大抵のアジア人は皆、彼らの隣では子供のようにみえます。下手な事を起こす気にもなれませんね。
飲酒にも厳しい
オーストラリア国内では、アルコール類を扱う店でのお酒や飲酒について取扱いが非常に厳しいです。そのため、お酒を飲んで酔っぱらった勢いでカジノへ遊びに来たぜって人は、まず屈強なセキュリティーが中に入れてくれません。
カジノ内で酔い過ぎたり、酔って他の人に迷惑行為を働く人は、速攻でキックアウトです。ほろ酔いになり椅子に腰掛け、うとうとしていただけでも、即退場。酔っぱらいに絡まれる事なく、シッカリ働けました!
もし、シドニーのカジノで働きたいならRSAやRCGというアルコールやギャンブルに関する資格が必要です。
7つ目:インターナショナルな職場
現場のマネージャー達はオーストラリア人。他のスタッフは移民の多いオーストラリアならでは、多国籍なバックボーンの人が働いていました。
私が働いていたポジションは、同じジョブエージェント所属のブラジル人やコロンビア人がほとんどでした(日本人は私ひとり)。加えて同僚のブラジル人は美人ぞろい、カジノ内で働く他のスタッフもまたしかり。
もちろん会話は基本的にすべて英語ですが、6ヶ月間同じエージェント所属のブラジル人と働いたので、さすがにポルトガル語を少し覚えました。もちろん素敵な男性スタッフも数多くいます(ゲイの方かもしれませんが)。
8つ目:職場の上下関係
日本ように年齢や役職による上下関係を細かく意識することはありませんでした。上司のマネージャーとも、フレンドリーにコミュニケーションがとれます。(このあたりの空気感は実際に働いてみないと分からないと思います)
現在、日本の会社特有の空気感が漂う環境で働いている方には、ぜひ味わってもらいたい。
2. オーストラリアワーホリでカジノで働く2つのデメリット

1つ目:シフト制勤務スケジュール
シフト制の勤務スケジュールは、柔軟な働き方ができるメリットが挙げられます。
しかし、24時間営業のカジノ。ご想像の通り、深夜勤務が続いた後の昼勤務など、生活リズムが一定ではないので時々睡眠不足に陥ることもしばしば。人によっては辛いかも。カジノ以外の仕事をしてダブルジョブをしていた時は、さずがに体力勝負でした。
まあ、年中長時間労働をしている日本のサラリーマンの方に比べたら、ちっとも辛くないと思いますが。
2つ目:カジノでギャンブル禁止
基本的にカジノで働くスタッフは、カジノ内でギャンブルができません。しかし、私の場合は日本でもギャンブルとはほど遠い生活だったので、全く賭け事に興味がありません。人によっては賭場で一発当てたいと思うギャンブル好きな方もいらっしゃるかもしれないので、デメリットとして挙げます。
まとめ:ワーホリでカジノで働く経験も悪くない!

カジノで働く8つのメリットと2つのデメリット、皆さんのご想像通りでしたでしょうか。
私にとってシドニーのカジノで働くデメリットは、シフト制の勤務により生活リズムが一定しなかった点だけでした(賭け事に興味ないので)。それよりも、バリバリの英語環境の中で仕事をしたことで得た経験や友人など、給料以上にその価値があったとつくづく思います。
これから、オーストラリアでワーホリを計画中の方、現在イリーガルな低賃金の仕事で働く絶賛ワーホリ中の方には、ご紹介したカジノに限らず、バリバリの英語環境のまともな会社やお店(オーストラリアではそれが普通)で働くことを、強くオススメします!